公共工事受注コンサルティング
経審と入札は、決算の2か月前に決まる!
今年も決算が終わり、「次は経営事項審査(経審)を受けなきゃなぁ」と経審の準備に取りかかる建設業者さんが多いのではないでしょうか。確かに、手続き的な流れは、次の図のように、決算→税務申告→建設業許可の決算(事業年度終了報告)届→経審(→入札参加登録)という流れで進み、階段を1つ1つ上っていくようなイメージです。
しかし、
経審と入札は、決算の2か月前に決まる!
というのが、私の考えです。
以下のような建設業者さんがいらしたら、お力になれるかもしれません。
- 公共工事に参入したいけど、なにからやって良いかわからない。
- 経審は受けているけど、思うように落札できていない。
- 経審の点数アップをしたいと考えている。
- 経審の予測について、タイムリーに把握できるようしたい。
- 公共工事の営業戦略について相談する相手がいない。
経審と入札は、“逆算”で考える!
前述のとおり、経審は決算を終えたら毎年受ける必要があり、通常は、決算→税務申告→建設業許可の決算(事業年度終了報告)届→経審→入札参加登録という流れで手続きを進めていきます。しかし、当事務所では、“いかに落札しやすいように戦略的に取り組むか”を常に念頭に置いて、経審と入札参加登録のお手伝いをしています。
その時に大事なのが、逆算思考です。前述した流れを遡って行く形で、貴社と一緒に戦略を考えます。
1. どの役所の、どの業種の、どれくらいの金額の工事を取りたいか、を決める
売上10億円前後までの中小建設業者さんが、「最初から満遍なくどこの役所も」というのは得策ではありません。なぜなら、国や自治体によって入札参加登録の基準がまちまちだからです。そこで、選択と集中が必要です。
お客様のご希望を伺った上で、希望している役所の入札参加登録の仕組みがどうなっているのか、発注状況はどうか等を小林がリサーチして、貴社と一緒に戦略を考えていきます。
2. 経審をどうやって受けるかが変わってくる
上記1で考えた戦略に則して、経審を受けていきます。経審に必要な書類は準備していただく必要がありますが、基本的には当事務所に丸投げしていただければOKです!
当然ながら違法なことはできませんが、制度を駆使して、貴社に少しでも公共工事の受注に近づけるよう、小林が申請内容を組み立てていきます。
3. 決算(事業年度終了報告)届を精査します
中小建設業者さんの経審において重要な位置付けとなってくるのが、決算(事業年度終了報告)届です。決算については経審の中ではY点として、工事経歴書については経審の中ではX1点として、それぞれ重要なポイントになってきます。それゆえ建設業財務諸表も工事経歴書も、ただ転記をするだけではダメなのです。
さらに、建設業法上の違反がないか、違反を疑われるような誤解を招く記載がないかといったことをきちんと精査した上で作成・提出します。
4. 決算を締める前から、経審点をタイムリーに把握
一般的には、行政書士業務としての経審申請・入札参加登録は、決算を締めて、税務申告を終えてからがスタートでした。その結果、決算書ができてから動くため、「点数が思ったより上がらなかった」とか「あぁ格付けのランクが落ちちゃった」という、お客様をたくさん見てきました。しかし、小林は、月次でタイムリーに経審の点数を把握するノウハウをご提供することができます。
例えば、上半期の試算表が出た段階で、残りの半年が昨年と同様だったら売上や利益がどれくらいになり、結果として経審の点数が何点くらいになるのか、格付けがどうなるのか。上方修正するにはどれくらいの売上と利益が必要か。といったことはもちろん、そのためのPDCAについてまで、貴社と一緒になって考えます。場合によっては、また上記1に戻って戦略を再構築します。
このように、手続きの流れとは逆に、獲りたい公共工事を明確にすることから始めて、その工事を獲るための格付はどうしたらよいのか、その格付を得るためには経審をどうしたらよいのか、その経審のためには決算をどうしたらよいのか…と、逆算思考で取り組むのが、当事務所の提供する『 入札コンサルティング 』です。
貴社の経審が適切なのか、診断を行なっています
長文にもかかわらず、最後までお読みいただき、ありがとうございます。お読みいただいて、
- 今のままの経審の受け方で良いのか?
- うちの経審をもっと活かせる役所はないか?
- 行政書士さんに頼んでいるけど、第三者の意見が欲しい
と思われた方には、【 経審セカンドオピニオンサービス 】(税込88,000円)をご用意しております。
【 経審セカンドオピニオンサービス 】は、事前に書類(経審結果通知、経審申請書、直前決算の建設業財務諸表)をメール等でお送りいただき、後日1時間のオンライン面談で「逆算思考で考える入札コンサルティング」を体感していただけるサービスです。
ご興味を持っていただけた方は、下記の画像をクリックしていただくとお問い合わせフォームが表示されますので、そちらからお問い合わせいただければ幸いです。